私は友を欺いた。中途で倒れるのは、はじめから何もしないのと同じ事だ。ああ、もう、どうでもいい。これが、私の定った運命なのかも知れない。セリヌンティウスよ、ゆるしてくれ。君は、いつでも私を信じた。私も君を、欺かなかった。私たちは、本当に佳い友と友であったのだ。いちどだって、暗い疑惑の雲を、お互い胸に宿したことは無かった。いまだって、君は私を無心に待っているだろう。ああ、待っているだろう。ありがとう、セリヌンティウス。よくも私を信じてくれた。それを思えば、たまらない。友と友の間の信実は、この世で一ばん誇るべき宝なのだからな。セリヌンティウス、私は走ったのだ。君を欺くつもりは、みじんも無かった。信じてくれ!
ごきげようバビです。
「私、安曇くんのこと、好きになっちゃったみたい」
からの6話、「走れメロス」。
メロスが茜ちゃんで、セリヌンティウスが千だとしたら、間に合わなくって大丈夫だよ、茜ちゃん。
【私の感想は実況的に書いていますので、よろしければアニメを観ながら、または観終わった直後にご覧いただければと思います。】
月がきれい第6話 あらすじ
「私、安曇くんのこと好きになっちゃったみたい」親友である千夏からのメッセージに、部活の大会を目前に控え茜は気もそぞろ。そんなこととは知らない小太郎のもとには、出版社から連絡があり、会いに行くことに。
引用元:https://tsukigakirei.jp/story/06.html
月がきれい第6話 ネタバレ感想
またもモブの不自然な歩き方のCG。
もうちょっといいCG作れなかった?
部室のドアの前で躊躇する茜ちゃん。
あの女(千夏)のLINEを思い出してなんだか気まずい感じ。
ドアを開けて、部室に誰もいないことに安堵しています。
そんなこととは露知らず、安曇君はお囃子の練習しながら、先日古書店で茜ちゃんとはじめて手をつないことを思い出してニヤニヤしています。
からの「太宰は言った・・・」
カッコ悪いわ!
そのタイミングで引用されたら太宰も気の毒だわ。
OP終わりからあの女の厚かましさ全開です。
「それ一口ちょーだい」
から、可否を答える間もなく人のアイスをかなりの量強奪します。
もうね、泥棒どころではなく、強盗ですよ。
公式サイトのキャラクター紹介にも、
『人の持ってるものを欲しがるところがあり、悪気なく「いいなー、ちょっとちょうだい」ということがよくある』
と書かれています。
悪気なく
がものすごく引っかかります。
ということは、安曇君が茜ちゃんのものだという認識が当然、あるってことですよね?
頭おかしいんじゃねぇの?この女。
安曇君の家のシーン。
さらっと流してたけど、お父さんライフルの手入れしてない?
何?今夜一体何が行われるの?
と、そこへ安曇君が応募した小説の出版社から電話が!!
水野家の食卓シーンへ切り替わり、姉が茜ちゃんに彼氏がいることを暴露。
鼻歌なんか歌っちゃってテンション高かった父が、黙って複雑そうな顔するところに、大人なのでちょっと共感していしまいます。
そこへ安曇君からの早朝図書室デートのお誘い。
茜ちゃんもあの女のLINEのことを思い出し、相談したいことがあると返信。
茜ちゃんい言えるのかなー。
てか、なんて言うの?
あの女に気を付けろとか?
「開室」
ってなんかいい。
出版社に呼び出されたことを伝える安曇君。
凄い凄いと褒める茜ちゃん。
やめてあげて!それ、ダメなパターンのフラグですから!
凄いの数だけ逆に後のダメージ大きくなっちゃうから!
予想通り、やっぱり言えない茜ちゃん。
水差すことになっちゃうもんね。
出版社までの電車賃が470円。
中学生の安曇君には大金です。
ここからレミオロメンの3月9日のカバーをバックに無音です。
こういう演出好きです。
ん?安曇君と同じエレベーターに乗ってる髭の人って、岸誠二監督じゃないですかね?
眼鏡の人は分からないですけど。
大会会場で例のLINEの話を始める千夏。
茜ちゃんは正直に安曇君と付き合っていることを伝えます。
「知ってる」
知ってるじゃねーよ!
「言ってくれてありがと」と、ちょっといい話風にしようとする厚かましさ。
茜ちゃんはそのことが気になって大会に集中できていません。
角山出版のラノベの編集者に純文学の才能はないけど、ラノベだったらチャンスはあるから書いてみないかと言われてしまいます。
安曇君にとってはショックだろうし、凄い屈辱なんだろうなとも思うんだけど、大人的にはとりあえず可能性のあるラノベでデビューして、売れたらシフトチェンジしちゃえばいいのにな、と思ってしまう。
「若さが武器のうちに」と編集の人も言ってるけど、その通りだろうし、書くことの地力はあるからわざわざ声をかけてるんだからやったほうがいいと思う。
と、全くもって赤の他人な上にフィクションなのに本気で安曇君でアドバイスしてしまう悲しい大人な私。
ちゃっかり自分だけ準決勝進出の千夏。
てか、あのLINEもこのための心理戦だったんじゃないの?
まんまと彼奴(きゃつ)の策略にはまって自分のペースを乱され、結果を残せなかった茜ちゃんが可愛そう。
でた、比良の無意味な慰め!
落ち込んでいる茜ちゃんに更に追い打ちをかけて責め立てます。
お前が言ってるようなことは本人が一番わかってるし、落ち込んでんの!
黙ってろ!
あ!茜ちゃん泣いちゃったよ!
挙句、
「もっといけるって!」
と更に追い詰めます。
「俺、好きなんだ。走ってるとき楽しそうじゃん、お前」
だーかーらー!
今日はそれができてない上に結果も出せなかったから泣くほど落ち込んでるんでしょうが!
ほっといてあげろよ。
帰ってきてそうそう出版社に呼び出されたことをヒス母に責め立てられる安曇君。
出版社の目に留まって呼び出されるって凄くね?
小説家デビュー≧受験勉強
だと思ってた。
このお母さんちょっとおかしいと思う。
夕食後の皿洗いをする水野姉妹。
この子たち、すごいいい子じゃない?
この年代の子なんてお母さんの手伝いなんてしないでしょ、普通。
千夏が安曇君のことを好きなことを姉に話す茜ちゃん。
「無理無理無理無理、速攻で絶交でしょ?!」
私、この姉好きです。
よく言ってくれた!
いい子の茜ちゃんは、友達も大事。
「全然わかんない」
姉ちゃん!!!
全く共感はできないけど相談にのってくれるところが、この子もいい子なんだなと思ってしまいます。
「会いたい」
「わたしも」
これだけのLINEなのにキュンキュンします。
「もっと、もっとやる!好きだから!」
の言葉に感銘を受ける安曇君。
誰に否定されたっていいじゃない!
好きなことを全力でやってれば、いつか認められる日がくるよ!
とは、現実世界では全く思わないですが、アニメの世界ではそれでいいと思います。
夕暮れ、千夏を呼び出して安曇君と付き合っていることを隠していてごめんねと謝ります。友達だから、と。
千夏も好きになってごめん、と手を取り合って笑いあいます。
良かった、友情は壊れなかったと大団円で6話終了かと思った瞬間、まさかの一言が!
「わたし、告白していい?ちゃんと諦めたいから」
えええええええええええーーーーーー!!!!
話聞いてた?
もう絶交でしょ、これ。
繋いだ手がクローズアップされて終わるのがものすごくもやっとします。
メロスも最後、セリヌンティウスに真っ裸であることを指摘されるんですけど、なんかそんな感じです。
画像引用元▼
☾ 月がきれい
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